SEOでやること(1) 自分のURLを世に知らしめる

SEO、つまり「Search Engine Optimization」はかつては専門業者としての職業が成り立つような代物であったわけですが、時間と努力を惜しまなければ誰でもある程度まではできるというものです。あまり難しいことは考えずにまずは自分のサイトのURLを(アクセスしてほしいURLを)世に知らしめるということが最初の作業となり最終的な目的になります。というのも何もGoogleで検索できなくても、あなたのURLを知っていてブックマークが数多くされていて実際にアクセス数が多く影響力があり(あなたの意図した通りの収益化ができれば)SEOなど必要ないということになります。もはや、検索エンジンなどに頼る必要もないわけですが、実際問題そういうわけにもいきません。
そんなわけで、まずは小手先の技術よりも先に自身のURL(アクセスポイント)を世間に知らしめることからはじめましょう。

  1. 登録サイトに登録できるだけ登録してしまう
  2. SNSに片っ端からURLを貼る
  3. SEOの概要
  4. 被リンク
    コンテンツの構造化
    検索エンジン登録・サイトマップ
    更新頻度とメンテンナス

登録サイトに登録できるだけ登録してしまう

ブログにしろ、ホームページにしろ、発信するコンテンツがあるのなら、できるだけ数多くの登録サイトに登録してしまいましょう。これだけでもかなりたくさんのアクセスを見込めます。
日本ブログ村とかブログランキングとか登録サイトは検索すると山程でてきます。
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登録サイトにはいいろいろな機能があります。PING送信などで自サイトの更新を知らせる機能やRSSフィードなどを登録してコンテンツのリストなどを一括で読み込んでくれる機能です。いろいろありますが、まずはトップのURとタイトル、概要やカテゴリーなどを登録しておきましょう。これは実に効果的です。
また登録サイトによっては、相互リンクを義務付けていたり推奨していたりする場合がありますが、嫌がらずにのっていきましょう。後ほど説明しますが被リンクは相互的にそこそこ効果があります。

SNSに片っ端からURLを貼る

Facebook, Instagram, Twitterと自分がもっているアカウントで片っ端からURLを貼ってゆきましょう。アカウントがない場合は新規作成することをおすすめします。
とはいえ、この作業は継続的且つ地味な努力が必要です。コンテンツ更新の際はSNSでそれを知らせましょう。またフォローワーとの交流などをとしてフォロワーを増やすことが大切です。フォローワーがいないとあなたの自サイトURLを人々に知らしめることができません。少なくとも知り合いなどには最低限あなたのコンテツを届けるような努力が必要です。

SEOの概要(わりと大切なポイント)

とりわけSEOは都市伝説的なところがあり、ついこの間までキーワード検索でトップを誇っていたサイトが急にランクダウンするなどGoogleやYahooの検索アルゴリズムの修正や変更に大きく左右されるものです。しかしここは巷のマーケティングとほぼほぼ同義であるという捉え方をすると人気のあるサイトは逆にそういったSEOの小手先の戦略にはさほど左右されません。AmazonがGoogleと喧嘩をして検索エンジンから外されたとしても誰もが直接アクセスしてBookマークしてしまうでしょう。SEOは比較的そういったものです。そういう意味では、1.SEOの技術的な要素(検索エンジンへの最適化)、2.SEOのコンテンツ的な要素(実質的な人気や内容の充実さなど)に分けられると思います。1については自分で検索してみるとかなり多くの情報が手に入ります。botに対する対応策なので非常に機械的です。自分のサイトのxmlサイトマップなどを所定の場所に設置しておくとbotがリンクをクロールする前にそのファイルを読んでくれるなど、botの動作に対して的確に歩調を合わせてゆく作業でSEOは確実に改善されます。一方2に関してはもう少し根源的な要素になります。有用なコンテンツでなければ、あるいは必要とされている内容でなければ、検索しても意味がないので検索ランクングは落ちてゆくという仕組みです。

被リンク

かつての検索エンジンの肝は被リンクといって「どれだけ他のサイトにリンクが貼られているか?というのが人気の指標でした。よそのサイトにリンクが貼られている(紹介されている)ということはそれだけで必要とされている内容であるという判断をしていたわけです。そういう背景から相互リンクという習慣、被リンクを人工的に無造作に作ってネットワーク上に撒くといったいろいろな手法で全くコンテンツの充実していない宣伝サイトや悪質なサイトがランキングを上げてくるという事象がありました。そういったことにbotも真摯に対応した結果、明らかにおかしな行動をしている輩に関してはペナルティを加えるなどそのアルゴリズムは常に変化してきたわけです。(殆どいたちごっこといった様相です。)
被リンクに関してGoogleはもうすでに意味がないという声明を出しましたが、現実問題として(私自身の手応えとしても)まだまだ有効です。逆に被リンクが全くないサイトを作成して検索エンジンにクロールされることがあるかどうかテストしてみた結果、半年以上も放置されたので被リンクのない孤立したサイトはどうしても検索インデックスが作られづらいということになります。システム的にはめぐるための対象指標がないので、孤立したよいコンテンツのサイトがあってもクロールするまでに非常に時間がかかってしまうわけです。結果として被リンクは今でも一定量(常識的な範囲であれば)かなり有効です。知り合いのサイトさんなどには積極的に自サイトのURLリンクを貼り付けてもらうことをおすすめします。

コンテンツの構造化

コンテンツ(特にテキスト)には、抽象的な意味での正しい構造があるとbotは考えるようになりました。歴史的にはhtmlからxhtmlという概念が流布し、現在はhtmlとxmlが分離する形で残りましたが、htmlタグにあるようにコンテンツにはそれ相応の構造化をしなければbotがその内容を拾ってくれません。
さてその前にGoogleなどに代表されるbotの動きの特徴を抑えておきましょう。botはシステム(ソフト的な機械)なので、最も切望している機能は「省力化」です。如何に効率よく・要領よく・低コストで・低エネルギーで・素早く・正確に・美しく、データを集収できるかに命を懸けています。コンテンツを作成する側は、そのbotの願いに極力応えてあげることに努力すべきというのもSEOの肝になります。そしてコンテンツの構造化もその施策の重要な一つになります。
【初心者向け】構造化データとは?メリット・書き方・種類・ツールまとめ
西洋人は何でも構造化するのが好きです。WEBのシステムもそのひとつでツリー状に構造化されたものを好みます。少なくとも、タイトル、概要、章・段ぐらいの明確なタグ付けは必要です。

検索エンジン登録・サイトマップ

SEOは100%Google対策といっても過言ではありません。それゆえGoogleに対する施策として行動するのが吉ということになります。その一環としてXMLのサイトマップを作成するというものがあります。Google botが好んで読み込んでくれる形式はXMLに限らずRSSやテキストファイルなど様々ですが、今のところXMLでよいと思います。以下のような便利なWEBツールもあります。
xml-sitemaps.com
こういったツールでXMLファイルを作成してドキュメントルート以下にアップロードしておきます。またこういったデータはGoogleに明示的に知らせてあげると(上述したように)省力化につながるのでインデックスされやすくなります。ここらの細かい作業もやっておいてあげるとよいです。

更新頻度とメンテンナス

ときどきすでに長い間放置され朽ち果てたホームページなどに出会うことがあります。これはいけません。サイトやホームページ、ブログは常に更新しメンテナンスしてあげる必要があります。それは第一にWEBコンテンツが紙の書籍とちがって常に最新のものを必要としているという需要の問題と更新頻度(活動中である)という意思表示がSEOに強く関わってくるからです。更新頻度が低いものは不活性サイトとしてランキングが下がります。一方更新頻度が高いものは優先的にインデックスされます。私的な非常に直感的な感覚ですと、手間隙かけたお庭のように常に手入れをしているとSEO的に有利だという手応えがありました。実際のシステム的な意味では、例えばリンク切れがない、誤字脱字や間違った内容に関しての訂正や修正、画像などの最適化などなどできることから進めてゆくのが吉です。


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