システムの開発に関しては迷信や伝説が非常に多い。オライリーなどからもマネジメントや開発手法に関しての書籍が多く出版されているし、そういった本を読み漁ったオジサン達の謎の専門用語を使った説明なんかもこれまた滑稽でおもしろい。しかしシステムの開発を実際に行っている身として考えてみるとどれもこれもそんなにうまくゆくものではない。難しいことは考えずに工数をたくさんとり期限なしで開発できることがいちばんよいと考えているが、時間と期限の制約を受けないで金になる仕事は殆どない。そんなわけで現実的には何らかの方法で開発しなければならないし、少なくともAよりはBの方が全然よいという手法や計画・考え方、そういうものが必ずある。そういうものをここでは取り上げようと思っています。